11月24日に愛知県弥富市立十四山中学校の校舎内で、伊藤柚輝くん14歳が、同学年の男子生徒に腹部を刃物で刺されて亡くなりました。
本当に痛ましい事件です。被害者の保護者様のお気持ちを思うと言葉もありません。
お亡くなりになった伊藤柚輝さんの御冥福をお祈りいたします。
翌日の11月25日には加害者の生徒が『いじめられていた』という供述をしているようです。
加害者の生徒がLINEグループから外されたことが原因との情報もあります。
お亡くなりになった伊藤柚輝さんはとても活発で、近所の評判も良い生徒であったようです。
今回の事件の経緯を時系列で調べてみました。
愛知県弥富市の中学生殺人事件の時系列
愛知県弥富市の中学校で起こった殺傷事件。
加害者と被害者が同じ中学に通う3年生というショックな事件です。
事件の詳細の時系列をまとめました。
教育委員会によりますと、被害に遭った生徒と逮捕された生徒はいずれも3年生で別のクラスに在籍していたということです。3年生は2クラスしかなく、教室は校舎の2階で隣り合ってありました。学校は午前7時45分に開門し、生徒と各クラスの担任教諭は午前8時10分から10分間ある読書の時間までにそれぞれの教室に入ったあと、午前8時35分から授業が始まることになっていました。事件はこの読書の時間が始まる直前、3年生の教室の近くの廊下で起きました。刺された生徒は自分の教室に自力で戻り、異変を察知した担任の教諭がほかの生徒を避難させるとともに、職員室に連絡したということです。そして職員室から駆けつけた教職員たちが生徒の応急手当てをしました。一方、逮捕された生徒はその間、廊下にいたままで、この生徒の担任の教諭が「刃物をおろすように」と説得すると、生徒は素直に応じたということです。その後、学校内の別の部屋で警察が到着するまで待機していたということです。
NHK
- 中学校に登校してすぐ午前8時くらい
- 授業前の『読書の時間』に起こった
- 加害者生徒が、隣のクラスの伊藤柚輝くんを呼び出す
- 犯行現場は3年生の教室付近の廊下
- 加害者が持っていた刃渡り20センチの包丁で刺す
- 被害者の伊藤柚輝くんは血だらけで教室に戻る
- 加害者は廊下にいたまま
- 駆けつけた教諭に『刃物を下すように』と説得される
- 学校内の別の部屋で警察の到着を待つ
事件は、学校登校時間直後に起こっています。
加害者の生徒は別の生徒に『伊藤柚輝くんを呼ぶよう依頼した』という情報もあります。
事件の直後はあたりは血だらけで、生徒の悲鳴も聞こえていたようです。
被害者の伊藤柚輝くんと加害者の意外な関係は⁈
警察の調べに対し、男子生徒は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めていましたが、捜査関係者によりますとその後の調べで、「いじめられていた」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。 一方、弥富市の教育委員会は24日、「いじめやトラブルは把握していない」と話していて、警察は犯行の動機を調べています
11月24日に起こった愛知県弥富市の中学生刺殺事件。翌日の25日に加害者の生徒が『いじめられていた』という趣旨の供述をしているようです。
報道では、LINEグループから外されたことが原因という情報がありました。
加害者が伊藤柚輝さんにLINEグループから外されたことを強く抗議し、揉めて事件になってしまったと。
LINEグループ・・・保護者や学校には把握できない内容かもしれません。
ですが、今現在も同じようなトラブルで悩んでいる子供たちが多数いそうな問題です。
被害者の伊藤柚輝くんの情報
同級生の男子生徒に殺害された伊藤柚輝くん。近所の評判も大変良い生徒であったようです。
【現在分かっている伊藤柚輝くんの情報】
- とても親孝行
- 母親の出勤に車の往来の確認
- クラスの人気者
- 野球部に所属
- 近隣にニコニコ挨拶ができる子
- 『甲子園行ったら見に来てね』と近所のおばちゃんと会話
- 誰にでも優しく接する子
亡くなった伊藤柚輝くんはとても活発で、近所の方とも気軽に会話ができる明るい性格だった事が分かります。
又母親が車で外出する時は、伊藤柚輝くんが道路を走る車の確認をして『発車を誘導』していたという姿もあったと言います。
5人兄弟の次男という伊藤柚輝くん。とても親孝行な子供であったようですね。
家庭や地域ではとても好印象だった伊藤柚輝くん。
加害者から『いじめられていた』と供述していますが、それが事実かは調査中です。
LINEグループから外れてしまった事が事件動機の1つとの情報もあります。
それが殺人事件に発展したとするなら、本当に悲しい事件です。
加害者生徒の情報
現在のところ加害者の中学生の情報は明らかになっていません。
分かっている事は、被害者の被害者の伊藤柚輝くんと同じ中学に通う三年生という事。
【加害者と被害者の関係性】
- 中学3年生の現在は違うクラス
- 2年生の時に二人は同じクラス
- 全員で50人ほどの学年
- 3年生は全2クラス。
- 小学校は同じクラス
- 部活動は別
被害者の伊藤柚輝くんと加害者の生徒は、中学2年生の時は同じクラスでした。
しかし中学3年生の現在は違うクラス。
クラスが分かれ、友達関係が変化したのかもしれません。
専門家の事件の考察
亡くなった伊藤柚輝くんの死因は出血性ショック死。傷は肝臓を貫通していました。
逮捕容疑は24日午前8時ごろ、殺意を持って伊藤さんの腹付近を包丁で刺した疑い。「私がやったことで間違いない」と容疑を認めているという。死因は出血性ショックで、傷は肝臓を貫通。
東京新聞
加害者生徒の詳しい動機はまだわかっていません。
しかしこの死因の状況から専門家はこのように話します。
- 凶器は外部から持ち込んでいる
- 刃物はネットで購入か⁈(読売新聞)
- 肝臓を貫通する程の力で刺した
- 自分の身体をぶつけていかないと貫通しない
- 全体重をかけたのではないか
- 容疑を認めている
この事から『強い殺意』『突発的ではなく、計画的』が感じられるといいます。
LINEのグループが外れた事がきっかけ⁈という報道。
これが殺意が芽生えてしまう程の動機かどうか・・
他にも前後関係などの情報があるかもしれません。
学校側の事件の対応
中学校の行内で起こった悲しい事件。学校は二人の関係性を把握していたのでしょうか。
教育委員会などの説明によりますと、2人は中学2年生の時に同じクラスでしたが今は別のクラスで、2人の間にトラブルがあったかどうかはわかっていないということです。
二人の関係性は今の所把握できていないとの事。
- 二人は部活動も別
- 学校側は思い当たる事がない
最近に行われた『いじめアンケート』には事件に関係する記載はなかったと言います。
学年全員が50人という少人数の中学校。全員が顔見知りという関係性であったと思います。
『いじめアンケート』だけでは生徒の気持ち・関係性は把握できないという事ですね。
学校は25日は予定していたテストを取りやめて授業を行い、愛知県に対しスクールカウンセラーの増員を要請して生徒の心のケアにあたるということです
- 25日に予定していたテストを取りやめ
- スクールカウンセラーの増員
被害者も加害者も同じ中学3年生。事件現場に居合わせた同級生の心のケアも深刻です。
『事件の現場』愛知県弥富市の十四山中学校

「愛知県弥富市立十四山中学校の校舎内の廊下」
住所:愛知県弥富市鳥ケ地1丁目176
愛知県弥富市立十四山中学校の周囲は田園が広がるのどかで静かな環境。
市内でもとても評判の良い中学校であったようです。
- 穏やかな子が多かった
- のほほんとした学校
- 先生も行きたくなるような治安の良い学校
- のどかで平和な学校
愛知県弥富市の中学生殺人事件の経緯を時系列でわかりやすく!被害者の伊藤柚輝くんと加害者の意外な関係は⁈のまとめ
11月24日に起こった中学生殺傷事件。
事件の詳細や加害者の動機は、明確になっていない部分が多くあります。
25日には加害者が『いじめられていた』との供述をしているとのこと。
『LINEグループから外れた』イコール『いじめ』ととらえるには、あまりにも情報が少なすぎます。もっと深い情報があるかもしれません。
中学生同士の殺人事件。本当にショッキングな事件です。