あなたのお部屋の壁紙は何色ですか。
白?アイボリー?それともベージュ?
だいたいの人はこの3色の壁紙なのではないですか?
壁紙は、カーテンや照明器具と違って
素人が簡単に取り換える事が難しい部分
それだけに“無難な選択”をしてしまいがちです。
無難・・・飽きがこないし、家具やカーテンを選ぶ時に邪魔にならない。
と良い選択にちがいありません。
でもそこに一つテーマを持たせると
同じ空間なのに、全く違う印象を持たせる事ができます。
今回はちょっと変化を付けた壁紙が、素敵な空間作り出す実例を紹介します。
効果的な壁紙の使い方の実例
インテリアコーディネーターの私が、実際にコーディネートした壁紙の効果的な実例を紹介します。
①シンプルな壁紙
天井も壁も真っ白な壁紙です。
清潔感があり明るい空間です。
家具もカーテンも、クロスのイメージに邪魔される事がありません。
間違いなく王道な選択です!!
②壁全体にテーマーカラーを使う
部屋の壁全体にテーマカラーを使用した実例です。
壁紙に濃いブルーグレーを使用しました。
ウォールナット系の濃い色合いのフローロングに合わせ
エレガントな寝室に仕上げました。
奥様のお気に入りの鏡台が、猫足のアンティークなデザインだったので
この鏡台に合わせコーディネートしました。
カーテンも遮光で落ち着いた花柄をチョイス。
落ち着いた寝室に仕上げました。
花が好きな大学生の娘さんのクローゼットです。
メインの部屋に使うにはちょっと勇気が必要な、大胆な壁紙!
でも収納スペースならチャレンジしてみよう!!と決意。
仕上がりは御覧の通り。海外のホテルのような仕上がりに。
“1日に何度もクローゼットに入っちゃう”と大喜びでした。
③壁の一部だけにアクセントクロスをつかう
部屋全体ではなく、一面だけにアクセントを使った実例です。
トイレの正面に落ち着いた黄色の花柄クロスを選択。
窓を設置できないトイレだったので
少しでも明るい空間にする必要がありました。
照明器具を付ける度に
黄色いクロスが自然光のような役割を果たしてくれます。
しかもこの面が西面であった為
“風水的に西は黄色ですね”と楽しくクロスを選びました。
小学校と中学校の姉妹のお部屋。
今はまだ1つの空間で、将来的に間仕切る予定。
お二人の好きな色を向かい合わせの壁の一面に
黄色と水色で違う色を使っているのに
白の窓枠の効果で全体的に北欧風なイメージにまとまりました。
小さい頃からこんな素敵な空間で過ごせたら
きっとセンスのいいお素敵お嬢さんになるでしょうね。
④天井にアクセントクロスを使う
折り上げ天井の一部に濃いグレーのアクセントクロスを使いました。
黒のダウンライトとの相乗効果でアートな天井に!!
壁に高価な絵を飾る・・・以上の効果が発揮できました。
折り上げ天井等は建築段階から設計士さんとの打ち合わせが必要です。
それだけによりプロっぽく、普通の天井とは一線を画した空間になりました。
キッチンの下がり天井。
板天井・・・に見えますよね。
実はこれ、壁紙なんです。
壁紙の質感はどんどん精密になってきています。
近くで見ても木目にしか見えず、チープな印象は全くありません。
フローリングの色に合わせたこの木目のクロスが
リビングに木の風合いと高級感をかもしだしてくれる素敵な空間。
バーカウンターのようなダイニングキッチンが自慢!!
とお施主様が嬉しそうに話してくれました。
効果的な壁紙の使い方まとめ
壁紙の選び方をまとめてみました
①シンプルな壁紙
②壁全体にテーマカラーを使う
③壁の一面だけにアクセントクロスをつかう
④天井にアクセントクロスをつかう
どれも自分らしい素敵な空間にしあがります。
是非参考にしてみてください!!